今日は、ずっと気になっていた垂水の「とんかつ 播磨」へ行ってきました。

ここは妻が亡くなったお義父さんとよく通っていたと聞いていたお店です。

これまで年末年始などに訪れる機会はあったものの、タイミングが合わずいつも閉まっていました。

今回、ようやく念願叶って暖簾をくぐることができました。

カウンター8席の静謐な空間で、丁寧な仕事に出会う

垂水の入り組んだ細い道を進むと、さらに細い路地の奥にそのお店はあります。

店内はカウンター8席のみという、至ってシンプルな造り。

メニューも絞り込まれており、店主さんの自信とこだわりが伝わってきます。

  • 海老フライ定食: 2,400円
  • ヘレかつ定食: 2,200円
  • ロースかつ定食: 2,200円
  • 勝丼(かつどん): 1,300円

白い料理帽子とマスク姿の店主さんは、余計な私語をせず、淡々と仕事をこなすプロの佇まい。

注文が入ってから丁寧にパン粉をつけ、カラッと揚げていく様子を目の前で見ることができます。

私はロース、妻はヘレを注文しました。

主役に負けない脇役たち

運ばれてきたお盆を見て、まず目を奪われましたのはキャベツ!

お皿には、文字通り「こんもり」と山のように盛られていました。

シャキシャキとした食感と、かいわれの苦味がまたたまりません。

添えられたおしんこは、きゅうりと白菜の二種。

手作りならではの優しい塩梅で、これだけでもご飯が進んでしまう美味しさです。

そして何より印象的だったのが、赤だしのお味噌汁でした。

細く丁寧に切られた大根とネギが入っており、インスタントにはない「手作り」の温かみが詰まった味でした。

メインのロースかつ(妻はヘレかつ)は、サクッとした衣の中に肉の旨みが閉じ込められており、待った甲斐があったと感じさせてくれる一皿でした。

かなり肉厚なので、とても食べ応えがあります!

ロースカツに比べて、ヘラカツは少しボリュームが少ないようです。

脂身控えめが好きな方はヘレになりそうですね。

ちなみに、妻は毎回ヘレカツを頼んでいたそうです。

調味料も一味唐辛子から山椒、ブラックペッパなど、さまざまな味が楽しめます。

途中で塩をかけて食べたのですが、肉の旨味をより一層感じられる味でした。

冬の寒さを忘れさせてくれる、細やかな気遣い

訪れたのは冬の日でしたが、店内にはコートやリュックを掛けるフックが備わっており、狭い空間ながらも安心して過ごせました。

また、温かいお茶がなくなる頃を見計らって、そっと注ぎ足してくれる店主さんの気配りが心地よかったです。

寡黙な中にも温かさを感じる接客。

妻の思い出の中にあるお義父さんとの食事風景も、きっとこんな穏やかな時間だったのだろうと想像が膨らみます。

美味しいとんかつを噛み締めながら、新しい故郷である垂水の深さをまた一つ知ることができました。


店舗情報:とんかつ 播磨

予算の目安
昼・夜:1,300円〜2,500円前後

基本情報

  • 住所: 〒655-0892 兵庫県神戸市垂水区平磯4-4-15
  • 電話: 078-709-3518
  • 営業時間:
    昼:11:30~14:00(L.O.13:30)
    夜:17:00~21:00(L.O.20:30)
  • 定休日: 月曜日、火曜日
  • お支払い: 現金
  • アクセス: JR・山陽「垂水駅」東口から徒歩約2分

まとめ

念願だった「とんかつ 播磨」での時間は、お腹も心も満たされる贅沢なひとときでした。

こだわりの詰まったとんかつはもちろん、あの静かで落ち着いた空間そのものが、このお店の魅力です。

大切な思い出の味を共有してくれた妻にも、感謝したい気持ちになりました。

次は、妻がいつも頼んでいるヘレカツ定食を頼んでみたいと思います。